テスラのレビューがカオスw

価格.com のテスラのレビューがなかなか混沌とした感じで面白いですね。

両極端な評価

絶賛している人は、「新しい時代」とか「未来」というフレーズを多用しています。
まるで新しいガジェット(新しい PC とか、例えば iPhone とか)を絶賛しているような感じです。
かなり高額なものなので、自動車としての一般的な評価からはかけ離れて、なんだか別の部分を絶賛しているような印象です。

逆に低評価の人は、自動車としての使い勝手に対して大きく不満を抱いているようです。そもそも車重と車幅が日本の道路事情(特に都内)に全くマッチしていないのは事実であると思います。特に車重に関してはせめて 2 トンを切らないと日本では訴求力がかなり弱いです。
そういう意味では、日産リーフはかなり頑張っているんですね。

評価する立ち位置が違うように見えました。
ただし、加速性能についてだけは、どちらの側の意見でもかなり評価されているようです(それが必要かどうかは別として)。
エコかどうかは疑問です。そもそもバッテリーを作るのにどれだけ環境負荷をかけているのか怪しいし、ランニングコストに関しても一概に言えないところがあります。
単純に排ガス問題だけを言うなら、電気自動車の方が優れていることは言うまでもないですが。

個人的に思うこと

都内の道ではたまに見かけます。デザインに関しては、悪くはないと思います。
ただ、電気自動車というカテゴリー自体、走行距離の問題、充電時間の問題、高価なバッテリーによる重量増など、まだまだ改良すべき部分がたくさんあるというのは事実だと感じています。

また、それとは別に、人間の感覚に果たして合うのかという部分が個人的には今後 非常に興味深いです。

自動車を始めとして、エンジンが付いた乗り物に乗るときに最高に気持ちがいい、高揚する瞬間は、アクセルやスロットルを全開にした時に唸りを上げていくエンジン音があると思います。静かなことはメリットであるけれど、気持ちよさはないように思います。
人間はとてもアナログな生きものです。
アクションを起こして、アナログな感覚ですが、それが返ってくることで理解するような気がします。アクセルを踏み込んで、静かに速度だけ上がっていくのは……なんだか感覚に合わなくて怖い気がします。

そういうのをひっくるめての「未来」なのかもしれませんが、人間は全員がニュータイプにはなれないんじゃないかな、と思います。

もちろん、移動手段として自動運転と合わさっていくことで、大多数の人々に支持されるようになるのは今後の流れなのでしょうけどね。

車好きとしては、それは主流になってほしくない「未来」だと思っています。
古い考えですけどね。